浄土宗月訓(R5)

〔月訓揮毫者紹介〕
大本山清浄華院
第83世法主   飯田 実雄 台下

昭和24年長野県生まれ。昭和50年には大正大学大学院を修了。昭和
55年から昭和60年まで、長野県駒ヶ根市の安性寺住職、平成3年から
同市の安楽寺住職。この間、浄土宗長野教区伊那組組長、同教区議会
副議長、同教区人権同和委員会副委員長、浄土宗常任布教師など浄土宗
の要職を歴任。令和3年より大本山清浄華院第83世法主。

【1月の月訓】
 「思いから 行いへ」
せっかく立てた目標も、実行しなければ達成できません。
まず一歩、踏み出ししてみましょう。
Right now, take the first step toward achieving 
the goals you have set.

【2月の月訓 】

「今できること 少しずつ」

物ごとを成し遂げるには、積み重ねが大切。
少しずつでも着実に進めましょう。
Advance little by little, starting with the things you can do now.

【3の月訓】
「一つの言葉が 励みとなる」
あなたのさりげない一言が、誰かの支えになることも。
他人(ひと)にかける言葉には気を使いたいですね。
A casual remark that you make encourage others.

【4月の月訓】
「未来は善き縁で 開かれる」
この季節にはさまざまな出会いがあり、なかには善い方向へと導いてくれるものも。
一つひとつの出会い、大事にしたいですね。
Good encounters can lead you to a better future.

【5月の月訓】
「ゆっくり休んで また動き出す」
疲れたときは、ひと息つくことも大切。
心にも体にも英気を養い、また歩みはじめましょう。
When you are tired, take a rest. Then start forward afresh.

【6月の月訓】
「こころ耕す なむあみだぶつ」
往生を願い、お念仏をとなえ続けるなかに、阿弥陀さまや
極楽浄土への想いは自然と育まれます。
Each time you chant nembutsu, your faith in
Amida Buddha deepens.

【7月の月訓】
「当たり前と思う あやうさ」
多くのつながりにささえられている日常。当然と思っていると、
思わぬほころびにつながることも。
Bw aware that every day consists of delicate balancing.

【8月の月訓】
「暑い中に吹く一時の涼風は、「極楽の余り風」とも呼ばれます。
頬をなでるやさしい風は、極楽のご先祖さまからのエールかもしれません。
On hot days in the summer, refreshing breezes from the Pure Land
come to cool us.

【9月の月訓】
「継続とは あきらめないこと」
立ち止まったり、つまづいたりしても大丈夫。
目標と向き合い続ければきっと成し遂げることができるはずです。

To continue means to never give up,

【10月の月訓】
「的が決まれば あとは射るだけ」
私たちには、向かうべき浄土があり、そこへ往くためのお念仏があります。
達成に向かい、日々お念仏をおとなえしましょう。
Constantly chant the name of the Amida Buddha to attain birth the Pure Land.

【11月の月訓】
「今さらでなく 今から」
物ごとをはじめるのに遅いということはありません。
始めようと思ったときがスタートの日です。
The moment when you make a resolution is the perfect time
to start fulfilling it.

【12月の月訓】
「希望の灯 どこまでも」
がんばってきたこと、続けてきたことは無駄になりません。
あなたの行く先を照らす光になるはずです。
Good deeds you have done for others are certain to help you.